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廃車にする際の基準となる寿命の目安
消耗品である部品を数多く積んでいる以上、バイクには必然的に寿命が出来てしまいます。
バイクの寿命を図る上で最も参考になるデータが走行距離となります。
400ccクラスまでの小型バイクの場合には5~8万キロ、
400cc以上の大型バイクは7~10万キロ
ほどが(過去の旧式バイクの場合では。)寿命の目安になります。
しかし、最近ではエンジンの性能が格段に向上しており、比較的、新しい大型バイクは10万キロ以上走行しても不具合が現れないことが多くなっています。
ただし、個体差こそありますが10万キロ前後の走行を目安にエンジンが寿命を迎える確率が高まり始めます。
寿命を知るもっとも重要なのはエンジンとなり、判断する症状として具体的には
- 出力が低下したり、
- 白い煙が上がったり、
- 目に見えて燃費が悪くなったり、
- 異音が聞こえるようになったり、
- エンストを頻発するようになったり
このような現状が起きた場合にはエンジン不良が起こっていると考えられ、バイクの寿命を意識しなければなりません。
年式で判断する事は可能?
次にバイクの新旧を判断するために参考になる物が「年式」です。
年式は古ければ古いほど寿命が近いと思われがちですが、実際のところバイクの場合には年式と寿命の間にはさほど関連性がありません。
例えば18年式のバイクだとしても、1年間の内に数えるほどしかバイクを稼働させないという場合と、毎日の通勤で必ず稼働させるという場合では、それぞれの寿命は大きく異なります。
適切なメンテナンスを行えばという条件こそ付きますが、後者と比較して前者のほうがバイクの寿命が延びることは言うまでもありません。
したがって、乗る回数やメンテナンス状況が関わるため、年式を見ただけでバイクの寿命を計算することは不可能な事分かりますね。
結局、廃車にする基準って何なの?
まとめますと、バイクの廃車を検討する際に最も重視すべきなのは、エンジンのコンディションです。
寿命によって、上述したようなエンジンが異常を起こす予兆が見られるときや、事故等によって壊れてしまったときに廃車を決断するというのが妥当な判断と言えます。
エンジン自体の料金は中古で1万円~10万円程度ですが、乗せ換え時の工賃やオーバーホールでの費用が高くなります。
小型バイクで10万~20万程度
大型になると30万~50万程度
修理費より買い替えた方が安いケースがあるため、エンジンの症状次第ということになります。
参考程度ですが、工賃は1時間につき5000円~7000円が相場です。
また、エンジン以外の細かい部品の劣化や破損は、新品への交換費用も安く済ませますから、実質的に寿命は無関係です。
もし、修理費用を見て廃車にすることを決めた場合でも、必ず査定には出すようにしましょう。
>>バイクの廃車にはお金をかけず売却する<<
エンジンのメンテが寿命を長くします。
エンジンを長持ちさせるためには、当たり前の事を書いてしまえば、可能な限り負担をかけない乗り方をするように心掛けることが一番です。
たとえば、エンジンは真夏や真冬に稼働させると傷みやすくなりますし、あまりにも頻繁にオン・オフを繰り返していても消耗させてしまいます。
(エンジンの中では、高速で稼働するピストン部分がもっとも消耗しやすく、さらに交換時にはオーバーホールが必要になり、費用が高額になる部分です。)
よって、メンテナンス面として、特にエンジンオイルの交換は重要な作業であり、5千キロ前後走行する度にオイル交換をすることが推奨されています。
面倒臭がらずに、きちんとメンテナンスを繰り返しながらエンジンを思いやる乗り方を心掛けることで、バイクを長持ちさせることが出来るようになります。